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フィットネストラッカーとは

フィットネストラッカー

「フィットネストラッカー」を実際に使ってみると、いつもの日常に新たな発見をもたらしてくれる。

フィットネストラッカーは、機器によっては「ヘルスケアトラッカー」「アクティブトラッカー」「ワイヤレス活動量計」などと呼ばれたりすることもあるが、いずれの機器も身体に装着することで、その日の運動量や睡眠状態などを手軽に確認できる健康管理機器といえる。

最近は、腕時計やブレスレットのように腕に取り付けて、歩数、消費カロリー、睡眠時間などを計測するリストバンド型のモデルが多い。

フィットネストラッカー本体の小型化も進んでおり、24時間、入浴時や睡眠時に身に着けても違和感のない製品が増えている。また、デザインがお洒落なモデルも登場している。

健康管理機器として従来の「万歩計」と比べて優れた点は、フィットネストラッカーの場合、歩数以外にも心拍数なども計測して、スマートフォンやタブレットのアプリと連携してデータを管理していることにある。これにより、スマートフォンやタブレットで毎日の運動状態や睡眠時間など様々な計測結果を一覧やグラフなどでチェックし、健康管理に役立てられるようになっている。

フィットネストラッカーの主な機能

歩数計測

1日の歩いた歩数を計測。いわゆる万歩計の機能。その日1日の運動量として記録されるので、運動量の目安になる。

移動距離

移動した距離。スマートフォンのGPS機能と連携(Bluetooth接続が必要)することで移動距離を算出できる。
いつものウォーキングやジョギングの距離を把握することができる。

カロリー計測

1日の運動量をもとに、消費カロリーを計測。連携するスマートフォンアプリから1日に摂取した食事を入力すれば、1日の摂取カロリーと消費カロリー双方を一括で管理することができる。
運動量と食事量のバランスの目安になる。

睡眠状態

自動で睡眠時間と睡眠の質を記録。睡眠には、深い眠り、レム睡眠、浅い眠りなどのサイクルがあり、これらを計測することで睡眠の質を評価することが可能になる。
睡眠の質は自身で把握することは難しいので、フィットネストラッカーを使うことで新たな発見が多い。

心拍計測

運動時の心拍数や安静時の心拍数を計測。心拍数は心臓が1分間に動く回数であり、体調や運動によって変化する。心拍数がわかると、日々の体調の変化にも気づきやすくなり、運動時の効果的なトレーニングも計画しやすくなる。

時間計測

リストバンド型は腕時計と同様に、現在時刻、日付、アラーム、ストップウォッチ、タイマーなど時計としての基本機能を備えている。
フィットネストラッカーを身につければ、自ずから腕時計は不要になる。

スマートフォン連携

フィットネストラッカーはスマートフォンやタブレットのアプリと連携することで、より多くの情報や機能を提供する。
フィットネストラッカーで計測したデータをスマートフォンで管理するだけでなく、スマートフォンで受信したメールの通知をフィットネストラッカーで確認するといったことも可能になる。

主なメーカー

最近は、以前から健康管理機器に力を入れていたメーカー以外にも、AppleやHuaweiなど代表的なスマートフォンメーカーもフィットネストラッカーやその機能を全面に押し出した「スマートウォッチ」を打ち出しているので、今後の展開が非常に楽しみである。

Fitbit(フィットビット)

フィットネストラッカーの先駆者ともいえる米国カリフォルニアに本社をおくメーカー。機能や目的別に多くのフィットネストラッカーのモデルを販売している。2019年11月にGoogleが買収することを発表。

Apple(アップル)

いわずと知れた「iPhone」でおなじみの米国カリフォルニア州に本社をおくメーカー。2019年の世界のスマートフォン出荷シェアは3位だが、フィットネストラッカーを含む「スマートウォッチ」の市場では、「Apple Watch」シリーズで堂々の1位を獲得。

HUAWEI(ファーウェイ)

中国深圳に本社をもつメーカー。2019年の世界のスマートフォン出荷シェアは、韓国のSamsungに次いで2位。フィットネストラッカーも多くのモデルを送り出している。

Xiaomi(シャオミ)

中国北京に本社を置くスマートフォンメーカー。2019年の世界のスマートフォン出荷シェアは4位。もともとはスマートフォン専門メーカーだったが、近年はフィットネットネストラッカーをはじめ、インターネット専用テレビや白物家電などにも製品を展開している。長い間、日本市場への参入を控えていたが、2019年12月に本格的に参入した。

GARMIN(ガーミン)

スイスに本社を構える米国発のメーカー。もともと業務用のGPS関連の機器やスポーツ向けのGPSウォッチ製品を専門に取り扱うメーカーだったが、近年は健康管理を目的としたフィットネストラッカーの製品にも力を入れている。
キャラクターとコラボした子供向けのフィットネストラッカー製品も販売しているのが特徴的。

Polar(ポラール)

心拍計メーカーとして、長くスポーツトレーニングを支えてきたフィンランドのメーカー。近年はスポーツ選手以外の個人でも健康管理に使用できる製品を提供している。

まとめ

「フィットネストラッカー」を着けていれば、運動量や睡眠時間などが自動で記録されるので、それらのデータを日々の健康管理に役立てたい。メーカーやモデルによって機能も異なるので、自分の用途に合ったモデルを選びたい。

「フィットネストラッカー」は睡眠時間の管理などで24時間身に着けることもあるので、購入時には機能やデザインだけでなく、付け心地や重さといった点についても重視したい。