ウェアラブルメイト

様々なウェアラブルデバイスを紹介するブログサイト

スマートウォッチで「最大酸素摂取量」(VO2max)を計測しよう!

最大酸素摂取量(VO2max)とは?

マラソンなどの持久力を測る指標として、「最大酸素摂取量」が注目されている。

最大酸素摂取量(単位は、ml/kg/min)は、VOmaxとも呼ばれ、1分間の運動の中で体内に取り込むことができる酸素の最大量を表す。

最大酸素摂取量が注目される理由として、厚生労働省のサイトで以下のように説明されている。

引用:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

「最大酸素摂取量 / VO2max」
体力の構成要素のうち全身持久力の指標。有酸素性能力や有酸素性パワーとも呼ばれている。

体力の構成要素のうち全身持久力の指標です。運動中に体内(ミトコンドリア)に取込まれる酸素の最大量を示し、有酸素性能力や有酸素性パワーとも呼ばれています。
(中略)
男性30歳の平均値は、体重あたりで40ml/kg/min程度ですが、エリート長距離選手の最大酸素摂取量は90ml/kg/minにも達します。心血管系疾患の罹患率や死亡率とも関連するなど、全身持久力としての体力の評価値としてはもちろんのこと、健康を表す指標としても重要であると考えられます。

最大酸素摂取量は、マラソンなどの長距離ランナーだけでなく、一般の人にとっても健康を管理する上でとても重要な全身の持久力を表す指標とのこと。

性別や年代によって最大酸素摂取量の基準値が異なる

最大酸素摂取量は、一般的に、若い時にピークに達し、以降は加齢とともに低下するといわれている。

また、以下の労働安全衛生総合研究所の調査によると、最大酸素摂取量の基準値は年齢や性別によって異なっている。

引用:独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
「労働衛生に”体力”の指標を」


表1は日本人を対象に作成されたVO2maxの年齢別基準値です。ここに示される通り、全身持久性体力は加齢に伴い減少します。また、この数値が低いと高血圧、糖尿病、がん等の発症リスクが高まることが明らかとなっています。さらに、喫煙や高血圧、糖尿病などのリスクを保有することよりも、全身持久性体力が低いことの方が死亡リスクを高める強い要因となることも、著名な疫学研究で示されています。このように全身持久性体力は腹囲や血圧・血液検査数値と同様か、場合によってはそれら以上に、私たちの健康を守る上で重要な指標と言えます。

表1 固定式自転車で測定した最大酸素摂取量(VO2max)の年齢別基準値2)

上の表をみると、最大酸素摂取量は男女ともに20代が最も高く、年齢が高くなるにつれて減少していることがわかる。

また、労働安全衛生総合研究所の説明では、病気の予防には全身持久性体力を低下させないことが重要であることを指摘している。

全身持久性体力を表す最大酸素摂取量は、「生命力」を示す指標ともいえるのかもしれない。

スマートウォッチで最大酸素摂取量を測定できる

自分の最大酸素摂取量がわかれば、上記の性別や年代別の基準値と比較して、自分の健康状態を客観的に評価することができる。

そして、日々のウォーキングやランニングを重ね、どれだけ自分の持久力が向上しているのかを知ることもできる。

最大酸素摂取量を計測するには、以前は専門的な装置が必要だった。

しかし、最大酸素摂取量を簡単に推定できる方法が開発されたことにより、最近ではスマートウォッチ、フィットネストラッカー、GPSウォッチなどのデバイスでも最大酸素摂取量を計測できるようになった。

「Suunto 9」「Suunto 5」なら自分の最大酸素摂取量がかんたんに分かる

例えば、GPSウォッチ「Suunto 9」「Suunto 5」を使えば、最大酸素摂取量をかんたんに計測することができる。

「Suunto 9」「Suunto 5」を装着して15分間以上のランニングやウォーキングを記録するによって、「フィットネスレベル」として、最大酸素摂取量が算出される。

さらに、最大酸素摂取量をもとに「フィットネス年齢」なるものも表示してくれる。

最大酸素摂取量(VO2max)は42.0ml/kg/min
フィットネス年齢は36歳。
はたして実年齢との差はどれくらい?

SUUNTOによると、この「フィットネスレベル」や「フィットネス年齢」の計測精度は、SUUNTOのGPSウォッチ使って繰り返しトレーニングをするほど高まるとのこと。

最大酸素摂取量を計測してモチベーションアップ

スマートウォッチなどで手軽に最大酸素摂取量を計測できるようになったことで、今後は新たな健康管理方法やトレーニング管理方法が生まれてくるのかもしれない。

ただ、個人的には、あくまで日々の運動のモチベーションづくりの1つとして最大酸素摂取量の計測を楽しみたいと思う。

今回紹介した製品

SUUNTO「Suunto 9」「Suunto 5」なら、登録した年齢や性別などに応じてフィットネスレベルとして最大酸素摂取量(VO2max)を計測してくれる。

SUUNTO「Suunto 9」「Suunto 5」

GPSウォッチの取り扱いが豊富なネットショップ

カメラのキタムラ ネットショップ