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ケイデンスを計測して、ランニングフォームをセルフチェック

running

ランニングにおけるケイデンスとは

「ケイデンス(cadence)」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

自転車の場合、それは1分間におけるペダルの回転数を表す。

では、ランニングにおけるケイデンスとは何か?

ランニングにおけるケイデンスは、一方の脚が1分間に着地した回数、つまり片脚の回転数を表す。

なお、両方の脚が1分間に着地した合計歩数は「ピッチ」と呼ばれる。

ケイデンス = 1分間における片脚の回転数。単位は、rpm(rotation per minute)

ピッチ = 1分間における両足の合計歩数。単位は、spm(step per minute)

よって、ケイデンスとピッチの関係は以下のようになる。

ピッチ(spm) = ケイデンス(rpm) × 2(両脚分)

ただし、Apple Watchの「ワークアウト」アプリの場合、例外的に「ピッチ(spm)」のことを「ケイデンス(spm)」という呼び方をしているので注意が必要だ。(和訳のミス?)

引用:(Apple Japan公式チャンネル)Apple Watch Series 4 — ワークアウトの測定値をカスタマイズする方法 — Apple

ケイデンスは、1分あたり80~90回転が目安

一般的には、ケガの予防をするため、ケイデンスは、1分あたり80~90回転(rpm)を目安にするのが良いされている。

ただ、オリンピックを目指すような長距離選手の中には、90回転(rpm)を超えた高い回転数を記録するランナーも存在する。

一定の速度を低ケイデンスで走ると、後々、足が疲労してきます。一定のペースで走っている間に、ストライドを短く、またケイデンスを増やすことを心がけましょう。

次の通り、ケイデンスの上昇を目指すことができます:

80/分(4時間 マラソンランナー向け)
85/分(3時間30分 マラソンランナー向け)
88/分(3時間 マラソンランナー向け)


これは一般的なガイドであり、背の高い方は少し低いケイデンスとなります。快適に感じる状態に合わせてください。優秀な長距離ランナーは一般的に高ケイデンス(85~95)で走ります。

引用:(Polar)ケイデンスを向上させるには?

ちなみに、アテネオリンピックで金メダルを獲った高橋尚子選手の場合、平均は209ピッチ(spm)。ケイデンスに換算すると、なんと「104.5rpm」という驚異的な超高速回転であることがわかる。

引用:(日本陸連)【記録と数字で楽しむMGC】ピッチ、ストライド、ストライドの身長比を計測&計算してみよう

ただ、一般の市民ランナーの場合、目安となる80~90回転(rpm)よりもケイデンスが低すぎたり、ケイデンスが高すぎたりする際には、無意識に身体への負担が大きいランニングフォームになっている可能性がある。

この場合、ケガをしやすくなる恐れがあるので注意する必要がある。

スマートウォッチやGPSウォッチでケイデンスを計測しよう

スマートウォッチやGPSウォッチでケイデンスを計測すれば、無理のない適正なランニングフォームで走っているかどうかを簡単にセルフチェックすることができる。

例えば、SUUNTOの「Suunto 9」を使えば、エクササイズ中のケイデンスの推移を追跡することができる。

下記のグラフは、「Suunto 9」を装着した筆者がランニングをして、その計測結果をSUUNTO提供の管理画面「Movescount」で閲覧したものだ。

グラフでは、計測結果からケイデンス(白)とコースの高度(黄)を抽出している。

引用:(SUUNTO)Movescount

筆者の場合、ケイデンスは90前後で推移しているが、上り坂がある場所ではケイデンスを大きく低下している。

このため、筆者は上り坂に入ると、ランニングフォームを大きく崩して、テンポが非常に悪い走りをしている可能性が高い。

このようにケイデンスを計測すると、ランニングフォームの崩れがないか自身でチェックすることができる。

理想のランニングフォームを手に入れよう

ランニングフォームは体格などの個人差もあり、また個々で目指す目標タイムも異なる。

このため、すべてのランナーが、ケイデンスを1分あたり80~90回転(rpm)を目標とする必要はないのかもしれない。

しかし、もしこれまでケイデンスを意識したことがないなら、自身のケイデンスを一度チェックし、目安となるケイデンスと比較することで、自身のランニングフォームを見直す機会になるだろう。

「Suunto 9」の場合、ログブックで過去のエクササイズのケイデンスを確認できる。

もし所有しているスマートウォッチやGPSウォッチがケイデンスを記録できるのであれば、過去の記録をチェックすることをお薦めしたい。

さらに、ケガの予防や高記録を狙うため、本格的にランニングフォームを見直したい方には、ケイデンス計測によるセルフチェック意外にも、パーソナルジムで専門のトレーナーからアドバイスをもらったり、ランニング教室に参加することをお薦めする。

パーソナルジムの口コミ比較サイト「GYME」(ジーミー)なら、全国のパーソナルジムに関する口コミや料金等を比較でき、はじめてパーソナルジムを探すにはとても便利だ。

ジムの申し込み時にキャッシュバックなどの特典があるのもうれしい。

習い事・体験レッスンの検索・予約サイト「EPARKスクール」の場合、スポーツ関連の教室が多数紹介されているので、近所のランニング教室を見つけられるかもしれない。

教室の口コミや評判が紹介されており、お得な体験レッスンや入会金割引を受けられる教室もある。

ケイデンス計測によるセルフチェック、さらにはパーソナルジムやランニング教室なども活用して、理想のランニングフォームを目指そう。

今回使用したGPSウォッチ

今回紹介したケイデンス計測は、姉妹機の「Suunto 5」でも対応している。

「Suunto 9」「Suunto 5」の違いはこちらの記事を参考にしてほしい。

「Suunto 5」と「Suunto 9」を比較!あなたに最適なモデルはどっち?

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