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世界のスマートウォッチ市場

スマートウォッチ

日本は国内スマートフォン市場において、アップルの「iPhone」シリーズが非常に高いシェアを獲得しているため(世界的にみるとめずらしい)、これまで国内のスマートウォッチ市場においてもアップル製品の「Apple Watch」シリーズが圧倒的なシェアを占めている。

それでは、海外のスマートウォッチ市場はどうなっているのだろうか?

先日、Canalys(国際的な技術調査会社)が2020年第1四半期(2020年1月~3月)における世界のスマートウォッチ市場に関するレポートが発表されたので紹介する。

2020年 第1四半期 世界スマートウォッチ出荷台数および年間成長率

引用:Canalys: Worldwide smartwatch shipments Q1 2020

https://www.canalys.com/newsroom/canalys-worldwide-smartwatch-shipments-q1-2020

2020年 第1四半期 世界スマートウォッチ出荷台数および年間成長率

上記のレポートによると、現在、世界のスマートウォッチ市場において、Apple(アップル、米国)、HUAWEI(ファーウェイ、中国)、Samsung(サムスン、韓国)、Garmin(ガーミン、スイス)、Fitbit(フィットビット、米国)がシェアの上位を占めている。

ただ、これらの上位メーカーのシェア争いにおいて、米国メーカーのアップルやフィットビットが出荷台数を落としているのに対し、ファーウェイ、サムスン、ガーミンといったメーカーが出荷台数をシェア伸ばしており興味深い。

とりわけファーウェイの成長は著しく、今後の展開に注目したい。

上記のレポートでも言及されているが、アップル、ファーウェイ、サムソンはスマートフォンメーカーなので、今後も自社のスマートフォンとの連携を強化したスマートウォッチを発表し、店頭ではスマートフォンとスマートウォッチをセットにした協力は販売戦略を進めて行くことがが予想される。

一方で、スマートウォッチ市場をもっと成長させるためには、ガーミンのようにスマートフォンのメーカーに左右されずに選択でき、機能などで魅力のあるスマートウォッチを提供してくれるメーカーの存在も重要だ。

フィットビットについては、2019年11月にGoogleによる買収が発表されている。

将来、フィットビットから、Googleが開発したスマートウォッチ向けOS「Wear OS by Google」を搭載した新たなモデルが登場し、スマートウォッチ市場に新たな展開をもたらすことに期待したい。

まとめ

世界のスマートウォッチ市場は大きな変動を見せ始めている。

是非、日本のメーカーにも世界のスマートウォッチ市場を牽引するような新しい製品にチャレンジしてほしい。