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ランナー向けヒートマップとは

引用:SUUNTO 「Movescount.com」

ランナーが集中する場所はどこ?

感染症予防対策が叫ばれる昨今、多くの人が集まる公園でジョギングをする際は、周囲にも十分配慮する必要がある。

また、できれば、ジョギングは人の込み合う場所や時間を避けて継続して取り組めると良いと思う。

そんな中、密集を避けるために、ランナー向けの「ヒートマップ」を活用したジョギングコース選びが注目されている。

ランナー向けの「ヒートマップ」とは何のか?

ランナーはどうしたら「ヒートマップ」を利用することできるのだろうか?

「ヒートマップ」によるルート選びは、本当に密集などを避けることに役に立つのだろうか?

ランナー向け「ヒートマップ」の仕組み

「ヒートマップ(heatmap)」は、収集した個々のデータ分析し、その結果を色や濃淡強度で視覚的に表現する技法のこと。

この技法を応用し、オンライン地図上にランナーたちの行動履歴やその密度を表すサービスがランナー向けのヒートマップだ。

ランナー向けのヒートマップは、GPSウォッチなど位置情報が取得できる機器をもったランナーに実際に走ったルート情報をシェアさせ、これらのビッグデータを収集、分析することによって作成される。

例えば、多くのランナーが使用したルートはオンライン地図上で濃い色づけをし、ランナーがあまり使用していないルートは薄い色づけする。

色付けが濃いルートは、言葉のとおり、ランナーの「熱」(heat)が集中するルートを示している。

ヒートマップはGPSウォッチメーカーなどのサイトやスマホ用アプリで確認できる

ランナー向けヒートマップは、GPSウォッチメーカーやランナー用のSNSサービスが提供するサイトやスマートフォン用アプリから確認することができる。

引用:SUUNTO 「Suunto App」
SUUNTOは公式アプリでヒートマップを公開している。

ランナー向けヒートマップは、メーカーやサービスによって収集しているユーザーのデータが異なるため、メーカーやサービスごとに独自のヒートマップを作成している。

例えば、GPSウォッチメーカーの場合、自社のウォッチを使用するユーザーにルート情報をシェアさせ、独自のヒートマップを作成し、公開している。

以下は、GPSウォッチで有名なSUUNTO(スント)とGARMIN(ガーミン)が提供している皇居を中心とした都心周辺のランナー向けのヒートマップだ。

SUUNTO 「Movescount.com」

無料のユーザー登録すれば、SUUNTOのGPSウォッチを所有していなくても「ヒートマップ」を確認できる。

引用:SUUNTO 「Movescount.com」

GARMIN「Garmin Connect」

無料のユーザー登録すれば、GARMINのGPSウォッチを所有していなくても「ヒートマップ」を確認できる。

引用:GARMIN 「Garmin Connect」

データを収集している対象ランナーが異なるため、2社のヒートマップで濃度の差異はみられる。

共通して、都心にランナーが集中し、特に皇居周辺が集中するエリアであることが一目瞭然だ。

また、国立競技場のある明治神宮外苑周辺や代々木公園周辺もランナーが比較的集中するエリアにみえる。

ランナー向けヒートマップの活用法

ランナー向けのヒートマップをチェックすることで、他のランナーが使用しているルートを把握できる。

このため、ランナーが新しいジョギングルートなどを見つける際に、ヒートマップはとても役に立つ。

また、ヒートマップが示す濃淡強度を見れば、、ランナーが集中するエリア、そうではないエリアを把握することができる。

そのため、ランナーはヒートマップの濃淡強度を参考にして、

日中にランニングする場合は、人混みを避けて、薄く色付けされたルートやエリアを選び、

夜間にランニングする場合は、安全のため、濃く色付けされたルートを選ぶ、

といった時間帯に応じたルートやエリア選択も可能になる。

ランナー向け「ヒートマップ」を是非ご活用あれ。

「Suunto 5」なら、ヒートマップ上のルートの取り込みが簡単

ヒートマップを活用するなら、GPSウォッチにヒートマップ上で選択したルートを取り込こみ、ナビゲーションができるGPSウォッチが便利だ。

SUUNTOのGPSウォッチ「Suunto 5」なら、、SUUNTOのヒートマップで選択したコースを簡単に取り込んで、ルートをナビゲーションさせることができる。

引用:SUUNTO「Suunto Movescount: Heatmaps」

SUUNTO「Suunto 5」